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FRONT PANELREAR PANEL(MEDUS スタンダード)REAR PANEL(MEDUS+NET)IR Remote controler
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主な特徴
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・DSDを再生する DoP (DSD Audio Over PCM Frames)とは?
DSDとはDirect Stream Digital(ダイレクト・ストリーム・デジタル)の略称で、音声をデジタル化する方式の1つです。音の細かいニュアンスの忠実な再現を目指して開発されました。DSDは通常のCDのPCM方式とはまったく違う1bitのレコーディング形式で、サンプリング周波数は2.8224MHz(CDの44.1kHzの64倍)と5.6448MHz(CDの44.1kHzの128倍)にも及びます。アナログ・レコードのような滑らかさと、デジタルならではの透明度を合わせ持ったその優れた音質に、多くのオーディオ・ファイルは注目を集めています。
1ビット量子化によるDSD データフォーマットは、20kHz以上になるとおよそ周波数1.4 MHzまでしばしば急峻にノイズフロアが上がる特性を持っています。このノイズはパワーアンプやスピーカーの両方またはいずれか一方に対して問題を引き起こす可能性があるので、アナログの領域で取り除く必要があります 。そこでMEDASでは、PCMのフレームを利用してDSDデータを転送するDoP(DSD Audio over PCM Frames)の技術を応用し、WEISS独自のアルゴリズムによるプログラムとDoPに対応したUSBボードを新たに開発することにより、DSD再生が可能となりました。
・ディスクリート アンプモジュール OP2-BPとは?
MEDUSではアナログ増幅部分に通常のオペアンプではなくディスクリート基盤のOP2-BPを使用しています。
オペアンプと言うのは集積回路の部類に入り、基板上に印刷する様にパーツを生成したものを言います。小さくて高性能で使いやすいという特長とは裏腹に、どうしても電流容量にも制限が有り、動作電圧も低く、その結果ダイナミックレンジが取れないという結果を生むこともしはしばです。
その点ディスクリート構成のアンプは個別のパーツで構成されているので、高品質のパーツを使うことでそれぞれに余裕が有り電流容量も大きくとれます。それが結果として、よりダイナミックレンジが広く、ゆとりが有る、奥行き感が有る、と言う様な結果として再生音に現れます。アナログ出力部にこのディスクリート回路を使用することで、MEDUSでは最高の音質を提供することがができるのです。
・ミューメタルによる磁気シールドとは?
MEDUSでは電源部のノイズ対策・シールド強化のために、今回初めてミューメタル(Mu-metel/μメタル)によるシールド・ケースを新たに開発しました。
使用されている金属「ミューメタル」という名称は商標で、ニッケル77%、鉄17%に銅、モリブデン、クロムの入った合金のことです。
今回のシールド方法は一般に磁気シールドと言われる方法で、磁気ノイズの発生源か受信先、またはその両方をミューメタルの様に非常に透磁率の高い物質で覆って、外部の磁場から隔離する方法です。
磁気は電気と同じで、抵抗の低いところを通りたがるので、空気より磁性体の中に多く流れます。そこで受信先に入ろうとする磁界を遮蔽物質(磁性体)の中にそらせてやることによって被害が受けにくくなります。MEDUSでは電源トランスを新開発のミューメタル・ケースに封じ込めることで、伝送される音楽データは電源ノイズから解放され、音質的に非常に良い結果が得られました。
・液晶ディスプレイ/フロントパネル
MEDUSのフロントパネルの中央には、4つの入力セレクター・ボタンと液晶ディスプレイがあります。4つのセレクター・ボタンは左から順番に4つの入力チャンネルが割り振られています。
また液晶パネルでは、左から入力チャンネル / 入力分解能 Bit数・周波数(kHz) / ボリューム(dB) / フィルタータイプ が表示されます。
またリモコンの「 ALT」ボタンと「Volume (+ または –) 」ボタンを同時に押すことで、最大出力レベルをコントロールできますが、以下のように出力レベルをディスプレイで確認できます(アナログ領域)。
・各種プリアンプに対応した出力レベル調整機能
MEDUSのリアパネルのXLR出力端子の間には、フナログ領域での出力レベル調整用ロータリースイッチがあり、後段に接続するプリアンプ等の入力レベルに合わせて調整することができます。小さなドライバ等で時計回りに回転させると出力が大きくなり、反対に回すと小さくなります(1dB刻みで32dBです)。
プリアンプには、ヘッドルーム(ダイナミックレンジ)が狭いプリと余裕のあるプリが有ります。ヘッドルームに余裕のあるプリアンプでしたら、そのギリギリまでの出力を与えた方が良い音(躍動感のある音)になります。ヘッドルームに余裕がある場合には、その実力を70%ぐらいしか出せない様な出力(電圧)を送っていると、良い音がしません。
逆に、すぐにクリップしてしまう様なプリなら、大きな電圧を送ると歪が出てしまいます。一般的なDACでは、オーディオ出力電圧が決まっているか、有っても2段階ぐらいの切替なので、この部分が細かく調整することができません。そういった点からもこの機能は音楽再生に非常に有効でしょう。
※上段のリモコンによるレベルコントロールも同じ機能です。ただしリアからの調整ではフロントパネルでの表示はされません。
製品仕様
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