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ガラード 301アイドラー

サポートブラケット周辺パーツ製作しました


 軸(サポートブラケットAssemblyの)が傾いている事例が有りました。左の写真・一番上をご覧下さい。アイドラーが傾いていることがお分かりになることでしょう。こういった場合は新品のアイドラーに交換しても『ターンテーブルの内周に正常な角度で接しない』、『モータープーリーに対し正常な角度で接しない』と言う様な症状が出るため、実際に動作させると異音が発生します。また長期に渡りこの状態で使用するとアイドラーやその軸受等が異常摩耗します。
 そこで当社はオリジナルパーツを分解し、材質分析をしてオリジナルと同等の軸とベアリングを製作致しました。

 軸が傾いたままで使用していた実際の301を調べてみましたが、ベアリングが(アイドラーの上下の軸受)バカ穴になるぐらい削れている事例が有りました。実際に動作させてみると、カタカタ、コトコト、と言った音が発生していました。それを今回製作した軸とベアリングに交換してみたところ、その様なメカノイズはかなり軽減されました。

※左写真の下3枚は軸、ベアリングを交換したものです。各写真下に映っているのが新品のパーツです。

 なぜ軸が傾いている製品を見かけるのかと考えますと、ターンテーブルを取付ける時にアイドラーに無理な力を掛けたりブレーキパッドを押したりする可能性が有ります。その衝撃で傾く事も考えられます。その他には輸送中の問題など様々な原因が考えられます。

 今までの事例では、アイドラー サポート ブラケット周辺には他の部品も複雑に関わり合っていて、劣化などが原因で色々なパーツの位置がずれたり精度が悪化している場合も見受けられました。この様な場合は例えベアリングと軸を交換しても正常にならない事が多いです。なんといってもそろそろ半世紀を迎える製品です。総合的に点検をする必要が有るのではないでしょうか。

点検整備をご希望のお客様へ


 この様な状況に悩まされている方、一度ご相談ください。当社製品取扱店様へ御持込み頂ければメンテナンスいたします。
 ベアリングや軸を交換する場合は古いパーツを取り除いて圧入という作業を致しますが、専門的な知識が無いと交換できません。この様な訳でこの作業をお受けする場合は、先ず製品をお預かりする事になります。そして他のパーツに問題が無いかどうか点検して見積もりをさせて頂きます。その見積もり後修理続行か取り止めにするかをお決め頂く事になります。

※なお、見積り後に未修理返却になった場合は、お見積料が発生致しますのでその点はご了承ください。

■価格・送料・交換作業料等は取扱店にお問い合わせください。